今井絵美子−人情と自然と
広島県福山市在住の小説家今井絵美子は、現在最も精力的に時代小説を世に送り出している作家のひとりです。
今回の展示は、文学的出発ともなった九州さが大衆文学賞《大賞・笹沢左保賞》受賞作の「小日向源伍の終わらない夏」、歴史時代小説『蘇鉄のひと 平田玉蘊』から、歴史時代作家クラブ賞のシリーズ賞を受賞した〈立場茶屋おりき〉シリーズをはじめとする人気シリーズ、さらには2015(平成27)年の乳がん手術後も「生きている限りは書き続ける」という今井の文学的現在(現代小説『芦田川』、自叙伝『いつもおまえが傍にいた』などの刊行)についても紹介・展示しています。
【関連行事】
●トークイベント「今井絵美子−人と作品」/9月23日(土祝)15:00-
【会場】広島県立歴史博物館(福山市西町2−4−1)講堂(定員300人)
【出演】今井絵美子(小説家)
角川春樹(俳人・角川春樹事務所代表取締役社長)
横山雄二(中国放送アナウンサー・映画監督)
●講演会/10月14日(土)13:30-
【演題】今井絵美子の文学−芦乃川と芦田川−」
【講師】岩崎文人(ふくやま文学館館長) |