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バクザン先生展
 

筆の町熊野町には、筆づくりを通じて多くの文人墨客との交流の歴史があり、書家、榊莫山(1926-2010)もその一人です。莫山は書作の傍ら、熊野筆の筆匠と長年交流して『文房四宝 筆』を著しており、その著作は80冊にも及びます。書家として20代半ばで頭角を現しましたが、師である辻本史邑(1895-1957)が亡くなったことを機に35歳で書壇を離れます。その後は、画家で絵本作家の元永定正(1922-2011)や小説家の瀬戸内寂聴(1922-)ら多様な文化人と交流し、活動の幅を広げていきます。特に1993年、67歳のとき、焼酎「よかいち」のTVCMに出演すると、全国的な人気を博し「バクザン先生」の愛称で親しまれました。
本展では、書道界で活躍した初期から、伊賀の山野を巡りながら創作した詩書画の莫山芸術に至るまでを、三重県立美術館所蔵作品を中心に約70点を展示し、熊野町の筆匠との交流や愛用していた筆も紹介します。

開催期間 2019/ 4/27(土) 〜 2019/ 6/30(日)
時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)
開催場所 筆の里工房
開催場所 住所 熊野町
中溝5−17−1
交通手段 (1)JR広島駅から広電バスで約45分(熊野荻原、黒瀬、阿戸行)出来庭(できにわ)バス停下車徒歩15分
(2)JR呉駅から呉市営バスで約35分。 熊野団地バス停下車、タクシーにて約5分。
入場方法・料金 大人600(500)円、小中学生250(200)円、幼児無料
※()内は20名以上の団体料金
問い合わせ先 筆の里工房 082−855−3010
ジャンル 美術