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三次の鵜飼

掲載日:2017年5月15日
 三次の鵜飼は、毎年6月から8月までの3ヶ月間、3本の川が巴状に合流する巴橋付近で行われる伝統行事で、三次の夏の風物詩として知られています。その歴史は戦国時代にさかのぼり、三次地方で攻防を繰り返していた尼子氏と毛利氏の戦いに敗れた尼子の落武者が、川の中を歩いて鵜を操り、魚を獲ったのが始まりと伝えられています。

 江戸時代になると、初代三次藩主の浅野長治が参勤交代の途中、岐阜県長良川の鵜飼を見てその技法を三次に伝え、藩の奨励や保護の下、船に乗って行う鵜飼が盛んになったといわれています。鮎は幕府への献上品や贈答用として珍重されました。最初は漁業として行われていた鵜飼ですが、大正時代になって納涼遊覧が流行したことから、旅館や料亭が遊覧船を所有し、泊まり客に対して鵜飼を公開したのが観光鵜飼の始まりです。昭和26年には鵜飼は禁止漁法となり、三次の鵜飼も廃止寸前になりましたが、区域を限定し、観光事業という条件付きで許可を得て現在に続いています。

 三次の鵜飼の特徴としては、鵜舟と遊覧船が併走する回遊方式と、全国で最も長い手縄が挙げられます。回遊方式のため、鵜飼を間近で楽しむことができ、また、6.75mもある手縄により、広範囲の鮎を獲ることができます。一人の鵜匠が手縄の先に1羽ずつつないだ鵜を一度に8羽も操るその巧みな手縄捌きは圧巻です。また、中国四川省から贈られた、綺麗な白い鵜を観ることができるのも、ここ三次だけです。

 鵜匠も世代交代し、脈々と伝統の技が受け継がれています。450年の伝統を誇る優雅な歴史絵巻を身近に感じながら、納涼してみてはいかがでしょうか。

【夏の夜の風物詩 夜鵜飼】
運航期間:6月1日〜9月10日※毎夜運航 ※荒天時を除く
※みよし鵜飼まつり(6月3日)とみよし市民納涼花火まつり(8月19日)は、一般のご予約を承っておりません。
運航時間帯:19時30分〜(19時までに受付にお越しください)
会場:乗船・下船とも 鵜飼乗船場(三次市十日市親水公園内)
申込方法:三次市観光協会事務局へ電話・FAX・来所での予約をお願いします。[予約制]
乗合乗船料金:〈通常(日〜木)〉大人3000円(腰掛付き3500円)、小学生1500円(腰掛付き1750円)/〈金・土曜日〉大人3300円(腰掛付き3800円)、小学生1650円(腰掛付き1900円)
※団体割引・・・乗船料10%引き(大人・小学生合せて15名以上とします。)
※船の定員は1歳以上12歳未満(小学生含む)の幼児・子ども2名をもって大人1名に換算します。幼児は無料ですが人数に加算します。
※貸切船やこども優待パック・宿泊プランもあります。
問い合わせ:一般社団法人三次市観光協会 0824−63−9268

チラシ


鵜飼遊覧


鵜匠