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湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム) 企画展「妖怪のかたち 魔像三十六体と百体の謎」

掲載日:2020年8月28日
湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)では、妖怪のかたちの魅力を紹介するとともに、人々がなぜ妖怪の造形を求めたのか、その原動力を探る企画展「妖怪のかたち 魔像三十六体と百体の謎」を10月12日(月)まで開催中です。

闇にうごめく不思議な気配、人智を超えた自然の力へのおそれーーかつて妖怪は、それらを源とし、人々の想像力によって生みだされました。そして人々は、妖怪のすがたを描き、ときに教訓とし、またときに楽しみとしながら、共に暮らしてきました。
妖怪はやがて造形化され、かたちを持った像として作られるようになります。妖怪をかたどった「かたち」からは災いを避けたいと妖怪に祈った人々のこころや、妖怪と遊び親しんだ人々のすがたが見えてきます。

本展では、妖怪立像36体「魔像三十六体」と妖怪座像100体をはじめとする珠玉の妖怪造形コレクションを一堂に展示し、妖怪のかたちの魅力を紹介するとともに、人々がなぜ妖怪の造形を求めたのか、その原動力を探ります。

また、疫病を予言する妖怪として知られるようになった「アマビエ」ですが、全国には他にも予言獣が存在します。文政2(1819)年、肥前国(現在の長崎県)に現れたのは「神社姫」。竜宮からの使いであると名乗り、豊作と流行病を予言し、「私の姿を描いて見れば病を逃れられる」と伝えました。8月27日(木)からは常設展示室「日本の妖怪」でこちらの「神社姫」もご覧いただけます。

この機会に妖怪の造形の奥深さに触れてみてはいかがでしょう。

企画展「妖怪のかたち 魔像三十六体と百体の謎」
■場所:湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム) 三次市三次町1691番地4
■会期:5月21日(木)〜10月12日(月)
■開館時間 :9時30分〜17時(最終入館16時30分)
■休館日:水曜日(休日の場合は翌日)
■入館料:一般480円、高・大学生320円、小・中学生160円
■問合せ先:湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)
三次市三次町1691番地4
電話番号:0824-69-0111
ウェブサイト:https://miyoshi-mononoke.jp/