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吹奏楽とともに〜広島県吹奏楽連盟名誉理事長 光成洋さん

掲載日:2012年3月15日
 広島県では、地域交流の推進や文化の振興等に功績があった個人や団体に広島県地域文化功労者表彰を毎年行っています。今回は、今年度表彰された中から、広島県吹奏楽連盟をはじめ、中国吹奏楽連盟(社)全日本吹奏楽連盟の活動にも携わり、県の吹奏楽の発展に大いに貢献された光成洋(みつなりひろし)さんにお話を伺いました。

■功労者表彰おめでとうございます。
 ありがとうございます。
 教員として吹奏楽に携わっていましたので、自然と県吹奏楽連盟の活動に加わりました。すると、中国地区や全国規模で活動する機会をいただきまして、あっという間に活動範囲が広がっていった、というのが心情です。吹奏楽と切っても切り離せない人生になるとは、私自身が思いも寄らないことでした。
 特に、(社)全日本吹奏楽連盟の活動を通じて、全国各地から集まる団体の素晴らしい演奏を聴いたり、各地の組織運営などについて知ることができたりと、見聞を深めることができましたから、本当に幸せ者ですよ。


■県吹奏楽連盟の活動は、40年ほどに及ぶとか。
 大会を開くには、スケジュールを立てたり会場を決めたりと、裏方として取り組むことが幾つもあるでしょう。教員時代には、裏方の時間を生徒達と過ごす時間に使えたらと、もどかしく思ったことがありました。しかし、私が思う以上に生徒達は頼もしくて、自分達でどんどん上達しましてね。生徒達には、随分助けてもらいました。
 もちろん演奏が一番楽しいのですが、私は裏方の仕事も十分楽しみました。“楽しさ”をばねに奮起した、という感じですかね。


■吹奏楽の魅力とは
 全国的に特に社会人のバンドが増え続けています。社会人になっても仲間と一緒に演奏したいと思う人が多いのでしょう。きっと吹奏楽の楽しさが忘れられないのですよ。
 県吹奏楽連盟は、楽器を手にしたことのない方にも、ともに楽しんでいただければと、毎年『吹奏楽の祭典 ローリエットコンサート』を開催しています。県内外で目覚ましい活躍をしたバンドを県吹奏楽連盟が招へいし、一般の方に披露する無料のコンサートですので、このような機会にどなたにも気軽に吹奏楽に親しんで欲しいです。


 ありがとうございました。
 まわりへの感謝の言葉が絶えない光成さん。
 今は一ファンとして楽しみたいと、開場を待ちわびる列に並ぶとか。「でも皆が声をかけてくれてねぇ」と、うれしい困り顔。まだまだのんびりさせてもらえないご様子です。これからも、吹奏楽の発展を支えてくださることでしょう。今後のさらなるご活躍を祈念しております。




県吹奏楽連盟理事長 ご卒業のお祝いと感謝の集い(平成23年4月24日)


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