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菅茶山顕彰会

掲載日:2014年8月1日
●「菅茶山顕彰会」の創設について
 菅茶山の名前は備後神辺における教育・文化の先駆者として時代を超えて語り継がれてきましたが、その遺芳・遺徳についてはあまり知られておりませんでした。
 大正15年(1926年)、地元研究家等により「菅茶山没後100年祭」が行われ、以後「150年祭」「160年祭」と開催される中で、昭和62年(1987年)11月、菅茶山の遺芳・遺徳に学び、研究と顕彰事業を行い、後世に伝えていくことを目的に地域文化団体「菅茶山先生遺芳顕彰会」として創立し、平成18年(2006年)に名称を現在の「菅茶山顕彰会」に改めました。

●「菅茶山顕彰会」の主な活動内容について
【菅茶山生誕祭】
 5年を節目に記念式典、記念講演会を開催
【研究と刊行物】
 「筆のすさび」「備後国福山領風俗問状答」の現代語訳、「廉塾の絵葉書」「茶山詩話」などの刊行物を発刊
【茶山ポエム絵画展】
 ・園児から高校生を対象に菅茶山詩(顕彰会による現代詩訳)の自然の風物詩をイメージして描いた絵画を応募していただき、最優秀・優秀・入選の600点を審査、そのうち130点を菅茶山記念館や福山市役所ロビーなどへ年間移動展として実施。
 ・平成5年(1993年)から始め今年で22年目、毎年3000点を超える作品が寄せられ、平成25年(2013年)11月にはミクロネシアポンペイ島小学校へ文化交流としてポエム絵画を紹介。
【フィールドワーク研修】
 茶山の魅力が発信できるよう、茶山の歩いた道やゆかりの地を訪ねて研修。
【廉塾へのご案内】
 昭和28年(1953年)、国の特別史跡に指定された「廉塾」は、当時の姿をそのままとどめている私塾で、極めて貴重な文化遺産。

 こうした地域文化活動が評価され、平成2年(1990年)「第11回広島文化賞」、平成9年(1997年)「第15回県民文化奨励賞」、平成25年(2013年)「第32回広島文化財協会表彰」を受賞いたしました。
 また、今年7月には「菅茶山関係資料」が国の重要文化財に指定されました。これを契機に、より一層の研究と顕彰事業に励みたいと思っております。
 菅茶山をより多くの人に知っていただくため、私たちと一緒に様々な活動をしていただける方をお待ちしております。

≪入会・問い合わせ≫
菅茶山顕彰会
会長:鵜野謙二 TEL(084)962-2065

菅茶山生誕祭


ミクロネシアポンペイ島小学校へ文化交流としてポエム絵画を紹介


廉塾