トップページ> 文化団体リレーレポート
文化団体リレーレポート
バックナンバー一覧
ふたまど お話の会“しおまねき” 〜 紙芝居でつなぐ ふるさとロマン 〜

掲載日:2013年8月15日
 ふたまどお話の会“しおまねき”の活動は、平成18年、子どもたちに絵本に親しんでもらいたい!と、地元の保育園・小学校での朝読を行うことから始まりました。忠海東公民館(竹原市)活動の一環でした。現在では、紙芝居や大型絵本の読み語り、子どもたちとのクリスマス会、影絵・ペープサートの制作実演など多様な活動を展開しています。
 また、忠海東公民館に『しおまねき文庫』を開設し、図書の貸し出し・折り紙工作の指導など、地域と子どもたちとの懸け橋としての活動にも力を入れています。
※「ふたまど」は、ふるさとの地名「二窓(ふたまど)」に由来します。

■子どもたちとの交流
 私たちは、地域に語りつがれている民話・歴史を次世代へ伝承していく「語り部」でありたいと思っています。その思いは、ふるさと二窓地区の文化・食生活をたどる『私のふるさと二窓』という絵物語、地域の昔話をもとにした紙芝居の制作などへと結びつきました。
 また、最近では忠海東公民館と連携して、ふるさと再発見「忍者で二窓探検」を開催し、忍者に扮装した大人・子どもたちが一緒になって路地を探検したり、お年寄りの昔話を聞くなど地域の歴史学習を進めています。

■今、一生懸命取り組んでいること
 ふるさと二窓は、漁業・農業をなりわいとしてきました。とりわけ、民俗学の分野では、“家船”集落として、その漁業習俗・文化は注目されてきました。その漁業も、高齢化の中で衰退の道を歩みつつあり、長い歴史に育まれてきた、その習俗も壊滅しつつあります。
 そこで、漁(農)村の豊かな文化香る 「海鼠(なまこ)と若者」「おいせの池のくじらどん」という伝承民話を、私たちが架け橋となり、子どもたちと一緒に聞き取りを行い、紙芝居の制作、DVD化を進め、伝承を確かなものにしたいと考えています。完成のあかつきには、その紙芝居を子どもたちが発表し、DVDを上映する「ちびっ子語り部 民話発表会」を開催予定です。また、DVDを地域の学校・図書館等へ寄贈し、教材として活用していただく予定にしています。

【問い合わせ】
ふたまどお話の会“しおまねき”
代表者 水摩文子(TEL: 0846-26-2178 )

 子どもたちとのクリスマス会


 ふるさと再発見「忍者で二窓探検」 紙芝居・・お年寄りの昔話を聞きながら


 影絵・・子ども読書の日in忠海東小学校  私たちもやってみたい!!