企画展「八朔の馬」
八朔は旧暦8月1日のことで、この日には農耕の風習(田面など)が全国的に伝わっている。ほかにも八朔は徳川家康が江戸城入りした江戸時代の記念日で、それに関わるいろいろな行事が残っている。
鞆では、はじめて男児が生まれると木製の白い馬と代のセットが当家で作られ、町中を引きまわして健やかな成長を祝った。この風習は昭和初期に絶えたが、台は「馬の台」と呼ばれ秋祭りの引き物の台として、また馬を引くときの太鼓は「馬の太鼓」として今も使われている。
この展覧会では、鞆の浦の八朔の馬と、全国に伝わる八朔の行事の中の馬に関係したものも同時に紹介する。
※「第19回鞆の津 八朔の馬出し」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止 |