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アカルイカテイ
 

昭和14(1939)年に上梓された「明るい家庭」という1冊の本があります。家庭を明るく保つための女性のふるまい方をさまざまに説くその本は、冒頭、料理の味を生かすも殺すも塩次第だとの側室の説明に得心したという徳川家康のエピソードを引き、家庭において女性はいわば「調味料」の役割を果たすべきだと暗にほのめかし、はじまります。
しかし、引き合いに出された家康にとっては、まるで見当のつかない話かもしれません。なぜなら、そもそも日本において「家庭」や「家族」は、それまでのイエ制度に取ってかわるものとして明治時代にあらたにつくられた概念なのですから。
では、現代に生きるわたしたちには、どのように聞こえますか。
この展覧会では、明治大正生まれの作家から1980年代生まれの作家まで11人を取りあげ、彼女/彼らの創作活動のなかに家庭や家族がいかなる影を落とし、いかなる光を照らしているのかを見ていきます。それによって「明るい家庭」をアップデートし、この先の「アカルイ カテイ」実践の方法を探ってみたいと思います。

開催期間 2019/12/21(土) 〜 2020/ 3/ 1(日)
時間 10:00-17:00
※入場は16:30まで
開催場所 広島市現代美術館
開催場所 住所 広島市南区
比治山公園1−1
交通手段 (1)市電『比治山下』下車 約500m
(2)バス『段原中央』下車 動く歩道スカイウォーカー経由 約550m
入場方法・料金 一般1200円(1000円)、大学生900円(700円)
高校生・65歳以上600円(500円)、中学生以下無料
※( )内は前売りおよび30名以上の団体料金
問い合わせ先 広島市現代美術館 082−264−1121
ジャンル 美術