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広島県立歴史民俗資料館35周年記念・春の展示会「動乱のひろしま 泰平のひろしま−戦国時代から幕末へ−」

掲載日:2014年5月16日
 広島県教育委員会では、子どもたちの郷土の歴史に対する理解と愛着を深めるため、昨年3月に中学生向け歴史教材「郷土ひろしまの歴史機楚閥瓩蔽楼茲領鮖砲鯆瓦戮討澆茲Α〜」を刊行しました。広島県立歴史民俗資料館では昨年度、この教材のうち、旧石器時代から室町時代を取り上げた展示会を開催しました。本展は、その続編として、戦国時代から幕末までを、「郷土ひろしまの歴史機廚瞭睛討鳳茲辰董広島県の歴史・文化を紹介します。

 全国各地に戦国大名が割拠した戦国時代に、中国地方では毛利氏が覇を唱えました。ここでは、毛利元就・吉川元春・小早川隆景の肖像や、関連する城館の発掘調査の成果を紹介します。
 その後、江戸幕府が開かれ、幕藩体制がスタートした時代については、広島や福山の城下町の絵図、検地帳、広島城に用いられた金箔瓦などを展示します。
 また、鎖国下にあって文化交流の上で大きな役割を果たした朝鮮通信使については、使節の船団の様子を描いた絵巻や、福山市鞆で使節が記した「日東第一形勝」(日本で最も美しい景色の意)の拓本などを紹介しています。
 江戸時代後期になると、庶民の間にも学問への関心が高まってきます。菅茶山は漢詩人・教育者として広く知られ、各地の文人と交流し、多くの書画や器物を有しました。
 ペリーが率いる黒船の来航により、時代は開国に向かいます。時の幕府の老中首座は福山藩主阿部正弘で、ここでは、黒船来航に関わる瓦版や絵馬、阿部正弘が設立した藩校誠之館の資料などにより、幕末の情勢を紹介します。

 こうした文化財を通して郷土の歩みをたどります。広島県の歴史・文化について新たな発見の場となっています。是非ご来館ください。
(広島県立歴史民俗資料館 学芸課長 下津間康夫)

≪動乱のひろしま 泰平のひろしま−戦国時代から幕末へ−≫
【会場】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)(三次市小田幸町122)
【会期】4月18日(金)〜6月15日(日)
【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日
【料金】一般200(160)円、大学生150(120)円、小・中・高校生無料
※( )内は20名以上の団体料金
※常設展もご覧いただけます。
【問合せ先】広島県立歴史民俗資料館 TEL0824-66-2881

広島城下町絵図(部分)(広島城蔵・写真提供)


朝鮮人来朝覚備前御馳走船行烈図(部分)(松濤園 御馳走一番館蔵・写真提供)


黒船図絵馬(川角山八幡神社蔵・安芸高田市歴史民俗博物館写真提供)