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全国巡回展「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」 地域展「新発見 再発見 ひろしま考古学最前線」

掲載日:2018年11月1日
 「発掘された日本列島」展は、全国で行われている発掘調査の成果を公開することによって、国民が埋蔵文化財に親しみ、その保護の重要性に関する理解を深めることを目的として、文化庁主催のもとに毎年開催されています。
 この展示会は、第1部「全国巡回展 新発見考古速報」と第2部「地域展 新発見 再発見 ひろしま考古学最前線」で構成されています。
 
 第1部の「全国巡回展」では、全国で行われた発掘調査の中から、旧石器時代から近代までの17遺跡について、最新の成果を紹介します。どの遺跡も、あまり見ることのできない貴重な遺物が出土していますが、中でも群馬県の金井東裏(かないひがしうら)遺跡からは、榛名山(はるなさん)の噴火に伴う火砕流などで埋もれた古墳時代のムラが見つかり、鉄製のよろいを身につけた成人男性がうつ伏せの状態で見つかりました。
 今回の展示では、見つかった状態の等身大レプリカや身につけていたかぶとなどを展示します。いずれも西日本初公開です。千葉県の特別史跡加曽利(かそり)貝塚で出土した土偶や、群馬県の神田・三本木(じんだ・さんぼぎ)古墳群から出土した人物埴輪など、愛嬌のある姿をした考古資料も見どころの一つです。
 また、全国展の特集展示では、古墳の横穴式石室などを彩る装飾古墳を7基取り上げます。装飾古墳は全国に600基以上ありますが、東日本大震災や平成28年度熊本地震で被害を受けた古墳もあります。装飾古墳の復旧への取組などについても紹介します。

 第2部の「地域展」では、広島県内の遺跡のうち、最近の発掘調査で明らかになった新発見の成果とともに、過去に出土した遺物の中で最近、新たにわかった最新の研究成果も紹介します。「全国巡回展」に引けを取らない、地元広島県の貴重な発見にも御注目ください。
(ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)主任学芸員 尾崎光伸)

全国巡回展「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」 地域展「新発見 再発見 ひろしま考古学最前線」
【会期】平成30年11月14日(水)〜12月24日(月・休日)
【会場】ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)(福山市西町2-4-1)
【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(12月24日は開館)
【入館料】一般700円(560円) 高・大学生520円(410円) 小・中学生350円(280円)
※( )内は20名以上の団体
【問い合わせ先】ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)084-931-2513

■関連行事はこちら→全国巡回展「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」 地域展「新発見 再発見 ひろしま考古学最前線」関連行事

千葉県特別史跡加曽利(かそり)貝塚出土 土偶


群馬県金井東裏(かないひがしうら)遺跡 よろいを着た古墳人出土状況


広島県佐田谷(さただに)3号墓出土 注口・脚台付鉢形土器(画像提供:庄原市教育委員会)