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広島県立美術館 特別展「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」

掲載日:2018年12月1日
 フランスを代表するポスター作家、レイモン・サヴィニャック(1907-2002)。シンプルな造形とあざやかな色彩、ユーモアに満ちた表現で、瞬時に人の心を射抜く彼のスタイルは、第二次世界大戦後、フランスにおけるポスターの伝統を一新しました。
 
 出世作となった《牛乳石鹸モンサヴォン》が認められたのが41歳と、ポスター作家としての出発は決して早くはなかったものの、その後ダンロップ、ミシュラン、シトロエンほかヨーロッパの錚々たる企業のビジュアル広告を次々と手がけ、日本企業の広告も制作しました。
 
 本展では、縦3メートル以上に及ぶ迫力の大型ポスターから、ポスターが並ぶ当時の風景写真、貴重な原画や資料まで、約200点を通して、ユーモアとエスプリあふれる作風でパリの街角を彩ったサヴィニャックの世界をご紹介します。

【展覧会の構成】
機.櫂好拭爾遼盻兒侫汽凜ニャックが誕生するまで
 1 幼年期〜ポスターに魅入られるまで
 2 カッサンドルに学ぶ
 3 戦時中・戦後の時代
 4 サヴィニャックと出版物

 子ども時代の写真や、アール・デコのポスターで知られる巨匠、カッサンドルに師事した修業時代の作品などを通し、サヴィニャックがポスター作家として成功するまでの道のりを辿ります。また、ポスターだけに留まらない、雑誌や書籍の表紙などデザイナーとしての幅広い仕事もご紹介します。

供。隠阿旅猝椶ら見つめるサヴィニャックのポスター
 サヴィニャックのポスターは、シンプルな造形と鮮やかな色彩、何よりかわいらしいイラストとそこに込めた陽気なユーモアでそれまでのポスターの伝統を刷新し、多くの人々に愛されてきました。
 
 本展では、代表作を含む数々のポスターを、年代順ではなく、描かれたモチーフごとに10の項目に分けて展示します。時に複数の作品でくりかえされるサヴィニャック独自のユーモアあふれる表現には、「メッセージをいかに伝えるか」というデザインの理念を追求しつづけた作家の工夫を見ることができます。
 
 リトグラフの技法で刷られた、約3×4メートルにも及ぶ色鮮やかな大型ポスターは必見。木村伊兵衛やロベール・ドアノーらによる、当時の景観写真もあわせてご覧いただくことで、サヴィニャックのポスターが貼られた20世紀パリの街角により一層思いを馳せることができるでしょう。

 関連イベントも多数開催します。ぜひ足をお運びください。

特別展「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」
【期間】2019年1月5日(土)〜2月11日(月・祝)
【会場】広島県立美術館(広島市中区上幟町2-22)
【開館時間】9:00〜17:00 会期中無休
※金曜日は19:00まで ※入場は閉館の30分前まで
※1月5日(土)は10:00開場
【料金】一般1,200円(1,000円)、高・大学生800円(600円)、小・中学生500円(300円)
※()内は前売り・20名以上の団体料金
【問い合わせ先】広島県立美術館
TEL:082-221-6246/FAX:082-223-1444

《ドップ:清潔な子どもの日》1954年 パリ市フォルネー図書館蔵 (C)Annie Charpentier 2018


《早く!アスプロ(鎮痛剤)》1963年 パリ市フォルネー図書館蔵 (C)Annie Charpentier 2018


《牛乳石鹸モンサヴォン》1948/50年 パリ市フォルネー図書館蔵 (C)Annie Charpentier 2018