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ひろしま美術館 特別展「みんなのレオ・レオーニ展」

掲載日:2019年4月1日
 赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。

 作者のレオ・レオーニ(1910-1999)は、イタリアやアメリカでグラフィックデザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で、初めて絵本の世界に足を踏み入れました。ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「じぶんとは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描きました。

 本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介します。絵本作家、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光をあてます。

 期間中、関連イベントも多数開催します!是非足をお運びください。

レオ・レオーニ(LEO LIONNI 1910-1999)
 1910年、オランダ生まれ。イタリアに暮らしていましたが、1939年、第二次世界大戦中にユダヤ系であるレオーニはアメリカに亡命。イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活躍していた1959年、孫のために制作した『あおくんときいろちゃん』で絵本作家としてデビュー。1999年にイタリアで亡くなるまでに、40冊近くの絵本が発表され、日本でもその多くが翻訳出版されています。

特別展「みんなのレオ・レオーニ展」
Reading Leo Lionni, again.
【期間】2019年4月20日(土)〜6月2日(日)
【会場】ひろしま美術館(広島市中区基町3-2)
【開館時間】9:00〜17:00 会期中無休
※金曜日は19:00まで ※入館は閉館の30分前まで
※4月20日は10:00開場
【料金】一般1200(1000)円、高大生900(700)円、小中生500(300)円
※()内は、前売りまたは20名以上の団体料金
※65歳以上の方は1000円(要証明)
※障がい者手帳をご持参の方は本人と同伴者1名が無料
※本展とコレクション展示は共通の入館券
【問い合わせ先】ひろしま美術館
TEL:082-223‐2530/FAX:082-223‐2519

チラシ


レオ・レオーニ「スイミー」1963年 Swimmy (C)1963 by Leo Lionni, renewed 1991/Pantheon On Loan By The Slovak National Gallery


レオ・レオーニ「アレクサンダとぜんまいねずみ」1969年 Alexander and the Wind-up Mouse (C)1969,renewed 1997 by Leo Lionni/Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family