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広島文化新人賞受賞者に聞く 〜高山尚也さん

掲載日:2023年1月14日
第3回広島文化新人賞を受賞された高山尚也さん(広島市)です。

◆広島文化新人賞の受賞、おめでとうございます。
ありがとうございます。思わぬ賞をいただき身に余る光栄と感謝しています。広島漆芸を広島の伝統工芸の一つとして、これからも頑張っていきます。

◆2018年に独学で漆器・漆芸の制作活動を始められたと伺っています。どのようなことがきっかけで、漆芸作家として活動を始められたのですか。
仏壇業界も売上の減少が続く中で、お客様から漆器の修復を頼まれたのがきっかけで、漆塗りの技術を活かす道を考えました。その中で漆芸家の方々の活躍を知り、漆芸家としての活動を始めました。

◆広島の特産品「ザ・広島ブランド」として、手掛けた漆器が「広島漆芸」と認定されましたが、「広島漆芸」について詳しく教えてください。
広島漆芸は、伝統的工芸品広島仏壇の漆塗の技術と、下地に使う胡粉(広島牡蠣殻の粉)材料を使用し、京都で習得した蝋色(ろいろ)の技法を取り入れた独自性の強い作品です。
漆を塗る段階では、湿度が高いとチジミ・ヤケという失敗も出てきます。乾燥を終えた漆は強いのですが乾燥させるまでが、難しく湿度・温度調整をしないといけません。
下地においては風をあてることもあります。工程を行った後もしっかり乾燥させて、次の工程に移るので制作にも時間がかります。漆塗りは、作ると言うよりは、まさに育てると言う感覚です。

◆今後に向けてひと言お願いします。
広島伝統工芸のブランドを担う広島漆芸作家として活動に励み、また広島市立大学等の若い世代の方々と共に技術の伝承をしていきたいと思っています。

ありがとうございました。今後の、益々のご活躍をお祈りいたしております。

高山さんの作品は、こちらでご覧いただけます。
「麗しい漆器−はつひので− 高山尚也」展
期間:2022年12月26日(月)〜2023年1月31日(火)
会場:銀座 蔦屋書店 (東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F)

◆常設展示
会場:株式会社高山清2F(広島市中区堀川町2-17(仏だん通り))
お問い合わせ:082-241-5058 


高山尚也氏


第38回日本伝統漆芸展 朝日新聞社賞「ながれ」


第64回日本伝統工芸中国支部展 山陽新聞社賞「静」