第43回広島文化賞を受賞されたアンサンブル・アッカ（東広島市）の代表 徳永祟さんにお話を伺いました。
◆広島文化賞の受賞 おめでとうございます。
この度はこのような賞をいただき大変光栄です。メンバー一同、大変嬉しく思うと同時に、コンサートへご来場くださった方々や、ホールのスタッフの皆さん、そしてサポートしてくださった多くの方々に心より御礼申し上げます。
◆広島ではなかなか鑑賞することのできない現代音楽を中心とした演奏をされています。
演奏会の見どころなどを教えてください。
音楽には様々なジャンルがあり、楽しみ方や演奏の方法も多様です。そのような中、私たちのアンサンブルは、主に20世紀以降の作品に焦点を当て、「いま」を生きる人々が社会の中で何を感じ、どのように表現してきたのかについて探究してきました。西洋音楽の脈絡のみではなく、民族音楽やポピュラー・ミュージックなど、幅広い視野で選曲しつつ、少し掘り下げた情報を提供しようと努めています。もちろん、エンターテイメント性をモットーとしておりますので、あまり肩肘はらず、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
◆新しい作品を公募し新たな音楽文化を開拓しておられる中、苦心されていることはございますか？
被爆地である広島からどのような芸術が生まれ、発信しているのかについて、世界の人々は注目しています。そこに貢献できたらと思い、新作公募を行なってきました。それは同時に、とても責任あることですので、最善を尽くすため、公演前に勉強会を開くなど、研究や練習に励んでいます。
◆現在取り組んでおられることや、今後取り組んでいきたいことをお聞かせください。
詳細は未定ですが、今回の受賞を記念したコンサートを開催したく思っています。これまでの総括をしつつ、新たなステップとなるような企画にできたらと思います。
ありがとうございました。
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