福山絲竹（いとたけ）の会 掲載日：2015年2月1日
福山絲竹の会は、占部三龍氏（尺八）が平成6年（1994年）に創立した邦楽グループで、箏・三弦・十七弦・尺八・横笛の5つの邦楽器の演奏家で構成し、現在、会員8名・準会員12名が在籍しています。
私たちは、『箏のまち・福山』を全国に発信していこうと、平成12年（2000年）から2年に一度リーデンローズにおいて、「沢井忠夫作品を弾こう聴こうコンサート」を開催しています。沢井一恵先生、沢井比河流先生と全国の様々な演奏家、演奏グループに出演していただき、演奏家の技術向上や邦楽の普及に努めています。昨年の6月には、8回目のコンサートを開催し、約300名の方に邦楽演奏を楽しんでいただきました。
また、会の発足から「福山絲竹の会演奏会」を開催、平成12年（2000年）から、沢井忠夫作品を弾こう聴こうコンサートと隔年で開催しています。平成20年（2008年）から、公益財団法人ふくやま芸術文化振興財団ふくやま芸術文化ホールが主催の「リーデンローズ邦楽アンサンブル演奏会」に毎年出演させていただき、質の高い邦楽演奏を目指すとともに、邦楽の魅力を広めていきたいと思っています。
毎年8月に行われる「福山夏祭り」で披露される県指定無形民俗文化財の二上がりおどりの大会では、私たちが福山市から依頼を受けて、踊りの音楽演奏を担当しています。また、年間10数か所の幼稚園・小中学校での演奏を行い、保健福祉施設や様々な会合・祭り等も含め、年間40〜50回の演奏を行っています。
演奏会は国内だけではなく、海外で行うこともあり、平成14年（2002年）にはハイチ大使館の依頼により、ハイチを代表する打楽器奏者アゾール氏と一緒にCD「心から心へ」を録音いたしました。このCDの売上金はハイチの子どもたちの教育・保健管理・食糧事情改善のために使われています。このCDをきっかけに、ハイチ大使館の依頼で全国ツアーを、また同時に国際交流基金主催により米国・ジャマイカ・ハイチ・スリナムにおいて21日間の演奏ツアーを行いました。その他、外務省や団体からの依頼により、アメリカ・ジャマイカ・スリナム・ハイチ・スウェーデン・デンマーク・韓国・中国・モンゴル・スイス・ハワイ・ブルガリア・カナダ他でも演奏を行い、日本の伝統音楽の良さを知っていただけるよう積極的に活動しています。
また、各学校等の要望により、演奏だけでなく邦楽器の弾き方指導も定期的に行い、後進の指導にあたっています。
福山絲竹の会は、国内外においてわが国の伝統文化である邦楽の普及に貢献できるよう、地域の後進の指導を行い、また、地域文化の発信や公演活動を通じて、より多くの方が邦楽を身近に体験できる場の提供をさせていただき、地域文化の振興・発展に尽力していこうと思っています。
■福山絲竹の会演奏会■
【日時】2015年6月7日（日） 開場13：00 開演14：00
【場所】ふくやま芸術文化ホール（リーデンローズ）小ホール（福山市松浜町二丁目1番10号）
【入場料】無料
【曲目】絲と竹の時、哀歌、吉野静 他
【問い合わせ】福山絲竹の会(占部)084-922-2909 |
一昨年の「福山絲竹の会演奏会」
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