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おのみちベッチャー太鼓

掲載日:2022年10月15日
 今から約210年余り前の江戸時代後期、1807年(文化4年)、尾道に疫病が流行した折、時の奉行 南部藤左衛門(なんぶとうざえもん)が各寺社に病魔退散のお祓いを命じました。
吉備津彦神社(一宮神社)においても三日二夜のお祓いを行い、その修祓(しゅばつ)の日、ベタ、ソバ、ショーキの三面の鬼神と獅子頭を先導に、神輿が街に繰り出したのがベッチャー祭りの始まりと伝えられております。そうした祭りの情景を古くから伝わるお囃子、神輿太鼓のリズムをもとに、現代風にアレンジし、昭和62年に組太鼓として創作、編曲されたのがベッチャー太鼓です。

 昨年(2021年)結成35年となり、現在メンバー23名で祭りのPR活動を中心に活動しており、太鼓に取り組む上で、ベッチャー太鼓訓(下記)を作り、常に自分と向き合いながら演奏に取り組んでいます。
年間を通して、地域のイベント等での出演と11月のベッチャー祭りでの奉納太鼓を目標に毎週土曜日の夜、集中して練習しています。
中学生以上とはなりますが、興味があれば見学にいらして下さい。

ベッチャー太鼓訓
一.挨拶は大きな声でする
一.初心を忘れず、おごらない
一.謙虚な気持ちと感謝の気持ちを忘れない
一.人を思いやり、互いに助け合う気持ちをもつ
一.尾道の誇れるベッチャー太鼓を目指して頑張る

「おのみちベッチャー太鼓」

【お問合せ】
おのみちベッチャー太鼓090−1332−4285(坂本)

35周年コンサートゲスト「志多ら」さんと共演


神輿市内巡行から帰り、宮入前の三面による太鼓演奏


11月3日ベッチャー祭り 神輿最後の演舞 「宙回し」 ※本来は夕方です