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おばあちゃん、いのちの絵を描く―丸木スマ展
 

丸木スマ(1875−1956)、広島県伴村(現広島市安佐南区)生まれ。20歳で飯室村(現広島市安佐北区)の船宿に嫁ぎ三男一女を生み育て、家業や家事のほか農作業などをして家計をささえました。長男は<原爆の図>で知られる日本画家の丸木位里、長女は日本画家の大道あやです。1931(昭和6)年、広島市に移り住み、1945(昭和20)年には自宅で原爆に遭い、一命を取り留めますが、夫はそれが元で亡くなります。休みなく働き続けてきたスマは、高齢となり暇を持て余すようになると、家族のすすめで70歳を過ぎて初めて鉛筆を取ります。身近な生き物や植物を、何事にもとらわれずいきいき描いたその絵は、周囲を驚かせます。女流画家協会展や院展でも注目を集め、81歳で亡くなるまで実に700点以上の絵を描いたといわれています。
 型にはまらない構図や技法、伸びやかな色彩感覚によって描かれた作品は、生命力に満ち溢れています。命あるものを慈しみ、自由な心でとらえ思うがままに表現した、スマの「いのちの絵」を通じて、70歳にしてなお新たに芽吹くことの出来る人間の可能性と、表現活動のすばらしさを、感じてください。

開催期間 2010/ 5/ 7(金) 〜 2010/ 5/30(日)
時間 10:00〜18:00
開催場所 はつかいち美術ギャラリー
開催場所 住所 廿日市市
廿日市市下平良1-11-1
交通手段 ◆JR山陽本線
宮内串戸駅  徒歩15分
◆広電宮島線
廿日市市役所前駅(平良) 徒歩 7分
入場方法・料金 一般500円(400円)
大学生400円
高校生以下無料

※( )内は前売り券及び20名以上の団体料金
問い合わせ先 はつかいち美術ギャラリー
0829−20−0222
ジャンル 美術