ポルトガル映画祭2010―マノエル・ド・オリヴェイラとポルトガル映画の巨匠たち「過去と現在 昔の恋、今の恋」
■1972年 115分 カラー
■監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
■撮影:アカシオ・ド・アルメイダ
■出演:マリア・ド・サイセット、マヌエラ・ド・フレイタス、ペドロ・ピニェイロ
長篇劇映画第三作。ヴィンセンテ・サンチェスの同名戯曲を監督が自ら映画用に翻案。『フランシスカ』に至る「挫折した愛の四部作」の第一部にあたる。現在の夫に心を開かず、事故死した最初の夫への想いを募らせる妻ヴァンダを中心に、過去と現在、死者と生者の間を交差する奇妙な愛が描かれる。 |