第16回企画展明治の呉と海軍
―軍港と市民の暮らし―
海軍が来る前ののどかな呉を詠んだ頼杏平(頼山陽の叔父)の「漢詩」や幕末の広島藩主・浅野長訓が巡察した際、呉から広島までを描いた「藩主廻在の図」の紹介と、海軍が来た後に近代的な街並みの象徴であり、呉の顔となっていく明治の「中通」の一部を再現します。
のどかな港町であった呉に、海軍が進出する事により、驚くほどのスピードで近代的な「軍港都市」が形成されていきますが、本企画展では、呉に海軍が来る前と来た後の街と人々の暮らしの変化を、明治時代を中心に当館が収集した当時の絵図や写真類を始め、多様な資料から紹介します。 |