蘭島閣美術館所蔵品展 1950年代画壇の鼓動
終戦から五年、朝鮮戦争の勃発も伴いながら幕を開けた1950年代は、進む戦後復興と好景気の一方で、戦争の傷跡と混乱の続いた世相といえます。
本展では1950年代から活躍を顕著にし始めた作家たちに注目し、所蔵品の中より日本画、洋画それぞれの画壇に広くわたってご紹介します。戦後、苛烈なシベリア抑留を経て帰国した洋画家・香月泰男や、幽玄な装飾性を打ち出し新たな日本画の展望を拓いた横山操、加山又造らの作品を取り合わせてご紹介し、時代の空気に迫ります。
【関連イベント】
■ギャラリートーク(担当学芸員による展覧会概要や作品の解説)
日時:平成27年1月25日(日)・2月15日(日)
時間:午前11時〜/午後2時〜(1日に2回開催。所要時間30分程度)
参加費:無料(美術館入館料が必要となります) |