2023年度(令和5年度)福山城博物館秋季特別展 幕末、激動の福山藩〜その序〜阿部正弘と日本開国
−黒船来航−
福山藩阿部家7代藩主、正弘は文政2年(1819年)江戸で生まれます。天保7年(1836年)に家督を継ぐと、そこから奏者番・寺社奉行・そして天保14年(1843年)25歳で老中、その後老中首座となります。順風満帆ともいえる正弘の人生において大きなターニングポイントを迎えたのが嘉永6年(1853年)、米国マシュー・ペリーの来日、黒船の来航です。
この難局を乗り切るため正弘は、島津斉彬・徳川斉昭・勝海舟等、身分に関わらず意見を求め、それまでの幕政では見られない新進気鋭の新風を巻き起こしました。結果、日米和親条約を締結し、明治維新への足掛かりを築くのです。この度は、そうした正弘の事蹟と黒船来航、そして日米和親条約の締結について、約80点の書状・絵図・工芸品等を元に紹介します
【前期】9月30日(土)〜10月22日(日)
【後期】10月24日(火)〜11月19日(日) |