ちいさないのち展
作品の中にそっと息づく「ちいさないのち」その密やかな生命の輝きにふれてみませんか?
小鳥やチョウチョウ、トンボにカブト虫。自然界に生きるちいさな生きものたちですが、実は美術館の中にも住んでいるのです。彼らの住みかは、作品の中。作品の主役として大きく表現されているものもあれば、気付かないくらいちいさくそっと描かれているものもいたり・・・。「ちいさな いのち」展では、美術の世界に住むちいさな生きものたちの姿をご紹介します。
カタツムリがナメクジに進化していく様子をユーモラスに表した藪内佐斗司《蝸牛は何故なめくじに進化したのか》は、1週間ごとに展示を変えて、進化の様子をお見せします。また、横6メートル、縦2.1メートルもある牧進の《彩池静苑》には、あるちいさな生きものが1匹だけ描かれています。ぜひ、会場でじっくりと見て、探し出してください。
他にも、芍薬とハナアブを描いた下村観山《芍薬》をはじめとする伝統的な花鳥画から、森に生きる昆虫たちの様子を神秘的に表した吉村誠司《深森》などの現代絵画まで、いろいろな生きものたちとの出逢いをお楽しみください。
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