 藍と愛展
―天と人びとへ―
古来、人びとに健康と安らぎを与えてきた「藍」の美と愛を、染色歴65年の飴村秀子の作品によって伝えます。
戦後、飴村秀子は染色工芸作家花房花子に師事し、光風会展・現代工芸展・日展で活躍、中国文化賞・日本現代工芸美術展文部科学大臣賞などを数々受賞したほか、欧米で個展やセミナーを開催、ワークショップなどによって藍の魅了を伝える活動を行っています。長年、灰汁発酵建の正藍で旧約聖書物語を染め、天と人びとへ捧げていますが、近年は現代科学のハイテクによるセンサー付ソーラー発電トイ・LEDライトを使い、音楽や風を取り入れた立体作品などを制作しています。
ジャパンブルーと賞賛される灰汁発酵建の正藍による藍染作品、パネル・タペストリー・屏風・立体・服飾など約70点が、被爆建物で広島市重要文化財である旧日本銀行広島支店で、どのように生かされコラボレーションするかをご覧いただき、「藍」の持つ深い美と愛に触れ、人類の平和に想いを馳せていただきたいと思います。 |
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