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森村泰昌:なにものかへのレクイエク―戦場の頂上の芸術
 

美術家、森村泰昌は、80年代より一貫して自らの身体を媒介とし、別の人物に変身するセルフポートレイトを発表してきました。
本展で森村は、60〜70年代の激動の時代を彩った男たち―淺沼稲次郎(淺沼事件)、オズワルド(ケネディ暗殺事件)、三島由紀夫(三島事件)、また、独裁者、ゲバラ、毛沢東、レーニンなど、自ら築き上げた一時代に君臨し、20世紀の歴史に刻まれた男たち、そして、ピカソ、デュシャン、ポロック、ウォーホルなど前世紀の美術界をリードした芸術家に扮し、過去との対話に臨みます。さらに、第二次世界大戦終戦の1945年に焦点を合わせ、タイムズ・スクエアの終戦記念パレード、硫黄島の星条旗といった有名な報道写真を題材として、現代的な解釈を加えながら20世紀を振り返り、過去の歴史を現代に蘇らせることを試みます。
森村泰昌という一人の現代美術家による報道写真、肖像写真の創造的な再解釈を通して、大きなスケールで20世紀の歴史/記憶を振り返る試みとなる本展は、ジャーナリズムとアート、現実と虚構、過去と現在といった対立的な概念や価値基準に疑問を付し、現代において過去を見つめ直す契機となるでしょう。

開催期間 2010/10/23(土) 〜 2010/ 1/10(日)
時間 ◇開館時間 10:00〜17:00
※11月3日は19:00まで開館、入館は閉館の30分前まで
◇休館日 月曜日 ※1月3日(月)は開館、1月4日(火)は休館
12月27日〜1月1日

開催場所 広島市現代美術館
開催場所 住所 広島市南区
比治山公園1−1
交通手段 (1)市電『比治山下』下車 約500m
(2)バス『段原中央』下車 動く歩道スカイウォーカー経由 約550m
入場方法・料金 ◇観覧料
一 般 1,000(800) 円
大学生 700(600) 円
高校生 500(400) 円
※( )内は前売りおよび30名以上の団体料金
※11月3日は無料
問い合わせ先 ◇広島市現代美術館
TEL.082-264-1121
ジャンル 美術