広島文芸懇話会9月例会「古事記の神々−スサノオノミコト」
■講師 森脇宗彦氏(住吉神社宮司・広島県神社庁講師/著書『住吉の松』千年社)
スサノオノミコトは、日本神話の中で特異な存在の神である。古事記では、天照大御神の弟として誕生。海原を治めるように命じられるが、根の国行きを望み追放される。高天原で乱暴狼藉に及び天の岩屋に天照大御神がこもられる。高天原を追放され、出雲の国に天降る。八俣大蛇を退治しヒーローとなる。スサノオノミコトは大国主神に試練を与えて国ズくりを命ずる。成長する神でもある。スサノオノミコトの魅力を古事記の中にさぐってみたい。 |