レコードコンサート オペラの魅力11 ヴェルディのオペラ《オテロ》
【選曲&解説】吉永 早耶香(声楽家・オペラ研究家)
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901)は、イタリア・オペラ界最大の巨匠で『歌劇王』と称される。
19世紀のイタリア・オペラ界を牽引したヴェルディの名作、《リゴレット》(1851)、《椿姫》(1853)、《アイーダ》(1871)等は、現在も世界中で上演されている。
《オテロ》(1887)は、敬愛するシェイクスピアの原作に非凡な才能を持つアリゴ・ボーイトの台本を得て、構想から7年をかけて完成! まさにイタリア・オペラの金字塔といえる作品となる。
音楽と劇は真に融合され、人間の真実を鋭くえぐる「音楽劇」の新たな地平が開かれていく…
ヴェルディ・オペラの到達点といえる《オテロ》の魅力をどうぞお楽しみください。
【紹介予定曲】
◇「暗い夜のとばりもおり(愛の二重唱)」(第1幕)
◇「ヤーゴの信条(クレド)」(第2幕)
◇「オテロのモノローグ:神よ、あなたは私に不幸を与えられた」(第3幕)
◇「柳の歌 〜アベ・マリア」(第4幕)
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