レコードコンサート「A・ヴィヴァルディとJ・S・バッハ “バロック音楽の極み”」
【選曲&解説】中畝みのり(ヴァイオリニスト、広島修道大学・広島文化学園大学講師)
18世紀初頭にイタリアで一世を風靡したヴィヴァルディと、ひたすらドイツ国内でバロック音楽形式の極みに達成したバッハはヴァイオリンを弾くのも卓越していた、と言われています。
ヴィヴァルディは、ヴェネチチアで、「和声と創意の試み」や「調和の霊感」などヴァイオリン協奏曲を作曲し、カトリックの司祭をも務めました。
一方、バッハはワイマール公に仕えた頃に沢山ヴィヴァルディの楽譜を見て、そこから、更にバッハ独自の世界を繰り広げました。
二人は実際に出会っていませんが、ヴィヴァルディの四季やバッハの弦楽器曲を鑑賞しながら演奏の歴史を見ていきましょう。 |