所蔵品展4 冬から春の景色
蘭島閣美術館ではコレクションから、冬から春へと移り変わる季節にあわせて、美しい景色や春を感じる絵画をご紹介します。
冬は、一年の最後を飾る季節であり、寒さが厳しくなり雪が降ることも多い時期です。そして春は生命が芽吹き、躍動し、成長する季節です。また春には人生の節目や門出を祝福するものとして、日本では古くからこの季節が選ばれてきました。門出を祝福する気持ちを花に託して贈る行為は、餞(はなむけ)と呼ばれ、花はいつか枯れても、真心は受け取った人の心に残り、新しい出発の力となりました。
本展では、雪景色を描いた河合玉堂の「湖畔雪霽」、佐藤太清の「晨雪」など、まさに冬の情景と言える作品や、寒さに耐え春を待つ椿、時には雪といっしょに咲く梅、彩りの少ない冬に明るさを与えてくれる水仙など春を感じる作品を交え、少しずつ春へと向かう景色をご覧いただき、春の訪れを感じていただけましたら幸いです。 |