薩摩焼展
400年以上もの伝統をもつ薩摩焼は、19世紀中頃から幕末明治期において飛躍的な発展をとげました。とりわけ金をふんだんに用いた金欄手は、万国博覧会への出品を機に、その豪華さ、格調の高さによって、世界中に「SATSUMA」の名をとどろかせることになります。薩摩焼の隆盛は、まさに大河ドラマで脚光を集めている篤姫(1835−1883)が生きた時代であり、ふるさと薩摩藩が日本の近代化をリードし、「薩摩のモノづくり」が国内外で広く認められた時期でもありました。本展では、江戸時代後期から明治にかけて焼かれた約90点を展覧し、薩摩金欄手の高度な技術、優れた芸術性をご紹介するとともに、その絢爛豪華な美しさを通して、篤姫の舞台でもある江戸城大奥の華やかさ、艶やかさを垣間見ていただこうとするものです。 |