天才画家の10代
モネもピカソも深水も
巨匠と言われる芸術家たちは、10代の頃から才能を発揮しています。10代と言えば自我に目覚める多感な年頃で、自己の存在を見つめ、存在の意味を問い、絵画という手段により自己表現をはじめた時期でもあります。創作活動に生きた画家のこの時期の作品には、原点ともいえる感性や情熱、筆使いを垣間見ることができます。
本展では、愛知県にある、おかざき世界子ども美術博物館が子どもたちの美術教育のために収集してきた約300点にも及ぶ貴重なコレクションの中から、美術史に名を連ねる巨匠が10代に描いた作品を紹介します。また、一部作家大成後の作品も展示し、天才と呼ばれる画家の創作の軌跡を探ります。 |