没後50年 小林和作展
しぶや美術館は、実業家・澁谷昇が収集した美術品をもとに設立されました。地元愛の強かった澁谷昇は、備後地方で活動している芸術家の作品を中心に収集していました。その中でも小林和作は特別でした。直接の交遊もあり、自宅に招いたり、絵を依頼して描いてもらったりもしています。当館の目玉作品である縦約2.4m×横約5.5mの2点の大作「奥飛騨の新穂高温泉附近」「南紀州の海(太地附近)も、もとは澁谷昇が建てたホテルのロビーに描いていただいたものです。
しぶや美術館ではこの2点をはじめ、小林和作の絵画約150点や関連資料などをコレクションしています。今回はその中から対策や銘品を中心に、選りすぐりの油彩画のほか、澁谷家の襖に揮毫した漢詩の書や、直筆原稿(複製)・書籍等の資料を展示します。
【前期】10月24日(木)〜11月30日(土)
【後期】12月11日〜1月26日(日) |