第2回は、舞踊家(日本舞踊)の花柳雅豊さん(広島市在住)です。
◆広島文化賞の受賞 おめでとうございます。
身に余る受賞でした。これまで私を支えてくださった亡き師匠、先輩、同輩、後輩、そして家族、お弟子さん達、ご贔屓筋といった多くの方々のお陰です。ありがとうございました。
◆日本舞踊の魅力とは?
嗜むことのできる年齢の幅が広いことです。3歳から90歳(?)まで、身体を動かしながらその上に表現することによって、肉体の鍛錬と同時にアドレナリンの分泌も促されます。それが何よりの魅力でしょうか。
◆日本舞踊を楽しく観るためのポイントがあれば教えてください。
一回見て「これだ!」と思えるものではないのですが、舞台にお金をかけて本格的なものやそうでない簡易なもの、内容の分かりやすいものや分かり難いもの、テンポの早いものや静かなもの、派手なものや地味なもの・・・いろいろありますので、是非、沢山観ていただきたいですね。
そのようにしていただくことで本当の面白さに出会えるのではないかと思います。
◆海外公演のご経験もおありですが、現地の方の反応等はいかがでしたか?
興味深く関心を持たれました。海外公演は異文化の交流ですよね。特に「広島」からということで平和へのメッセージとしての意味もあったのだと思います。
◆現在取り組んでおられることや今後に向けて等、ひと言いただけますか?
このたびの広島文化賞の受賞を記念して、リサイタルのような公演の場を持ちたいと思っています。
また、広島の日舞界のために、自分にできる限りのことで力を注ぎたいと思っています。
ありがとうございました。
広島文化賞受賞記念のリサイタルは平成28年12月24日(土)に開催を予定しております。
詳細が決まりましたら、ひろしま文化振興財団のホームページにてお知らせしますので、皆さんお楽しみに!! |
花柳雅豊さん(個人の部・舞踊)
常磐津「菊の盃(さかずき)」
長唄「島の千歳(せんざい)」
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