「ひろしま文化功労者表彰」は、永年にわたり、地域における芸術文化の振興及び発展に貢献した個人に対し贈られます。
今回は、合唱指導者の小松隆文さん(廿日市市在住)をご紹介します。
小松さんは、合唱団で自ら活動する傍ら、廿日市市の文化活動団体のリーダーとして、地域の文化芸術活動の発展に寄与しておられます。
◆ひろしま文化功労者表彰の受賞 おめでとうございます。
身に余る光栄なことだと感動しつつ、責任の重大さを感じております。かかわっている音楽関係の組織をさらに活性化させて、市民の皆様の文化発展のために微力ながら努力したいと思います。
◆ご自身の合唱活動の傍ら、幅広い年齢層への歌声運動の拡大や廿日市市の文化活動団体のリーダー等、お忙しく活動しておられますね。
子どもたちには童謡・唱歌という日本の文化を知ってほしい、もっと歌ってほしいと願っています。
また、歌声のあるところには、若い人も高齢者も集まります。歌うことでみんなが仲良くなったり、心身ともに元気になったりすることにつながればと願い、仲間といっしょに活動してまいります。
合唱講習会を企画して、全合唱団のレベルアップを図りたいと思います。
◆「合唱」の醍醐味をお聞かせください。
合唱は歌うみんなの声がひとつにまとまってハーモニーをつくりあげることだと思います。各パートの声がバランスよくまとまって美しいハーモニーが出来上がった時、この上ない感動を覚えます。これが合唱の醍醐味です。そのためには、各パートや全体の声をきき、自分の声を合わせることが必要です。人と人との心のハーモニーも生まれてきます。
◆今後に向けてひと言いただけますか?
現在、廿日市市合唱連盟への加盟団体は28団体ですが、児童や生徒への働きかけをし、合唱人口の裾野を広げたいと思っております。そして合唱や歌声活動を通して、歌声のあふれる町づくりをさらに進めていきたいと思っております。
ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈りしています。
さて、6月には合唱祭が開催されるそうです。出演28団体の歌声から溢れ出る合唱の醍醐味を是非味わいにお出掛けください!
【第11回廿日市市合唱祭】
と き: 平成29年6月11日(日)11:00開演
ところ: はつかいち文化ホール さくらぴあ大ホール(廿日市市下平良1-1-11)
入場料: 無料 |
小松隆文さん(音楽)
歌声の講座で指導する小松さん(楽々園公民館)
歌声活動のひとつ「歌声喫茶」(宮島市民センター)
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