平山郁夫美術館(尾道市)では、4月14日(火)から当面の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館しています。外出自粛が呼びかけられているなか、美術館では、家にいながら平山郁夫作品の魅力を満喫できる「ステイホーム〜家で楽しむ展覧会」を Facebook、Twitter、Instagramで展開しています。
この展覧会は、学芸員により、週に1・2回程度のペースで更新され、平山郁夫が描いた、仏教やシルクロード、世界の文化遺産など、平山郁夫の世界観を堪能できる作品を配信しています。
●第1回目の「ステイホーム〜家で楽しむ展覧会」をご紹介いたします。
オレンジ色の夕映えのなかに朱色の楼閣がそびえています。695年に創建され、大雄宝殿と呼ばれる九層楼は敦煌莫高窟のシンボルとも言うべき建物(第96窟)で、内部には初唐の大仏が安置されています。当初は石窟の前に四層の木造建築を付随させた形でありましたが、時代と共に改築し、中華民国の時に現在の形となりました。(写真1)
平山郁夫美術館学芸員から、「ステイホーム〜家で楽しむ展覧会」についてコメントをいただきました。
『人々の交流こそ平和の礎であると平山郁夫は述べていました。世界を旅することが困難な状況ですが、想いだけでも巡らせて、イマジネーション豊かに過ごせると素敵ですね。』
美術館再開まで、家で、ゆっくりと、平山郁夫作品を楽しみませんか?
【問い合わせ先】公益財団法人平山郁夫美術館0845-27-3800 |
写真1:《敦煌石窟九層楼》平山郁夫 2007年 平山郁夫シルクロード美術館蔵
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