| 第3回広島文化新人賞を受賞された久保寛子さん(広島市)です。 
 ◆広島文化新人賞の受賞、おめでとうございます。
 ありがとうございます。大変光栄です。
 
 ◆ブルーシートや軍手、ネットといった従来の彫刻作品では使用されない素材を用いて農耕や偶像をテーマに巨大な作品を制作されておられますが、作品に込められた思いと作品を鑑賞するうえでのポイントを教えていただけますか。
 今までにない彫刻作品を作りたいという思いと、アートに親しみのない人にも作品に関心を持ってほしいという考えから、誰もが日常的に目にする工業的な素材で作品を作っています。
 純粋に視覚的、身体的に楽しんでほしいのと同時に、鑑賞者にとって自身の作品が現代アートや芸術の奥深さを知るきっかけになれば嬉しいです。
 
 ◆広島市営基町高層アパートの一角に「Alternative Space CORE」という多目的スペースを作られておられますが、その目的や活動についてご紹介ください。
 広島ではまだ数少ない、若いアーティストのための発表の場を作ること、ビジュアルアートに限らず、音楽やファッション、料理など幅広いジャンルの表現者たちの交流の場を作ることを目的としています。様々な個性が集い、広島にしかない文化が熟成されていく場になれば幸いです。
 
 ◆今後に向けてひと言お願いします。
 今より一層活動の場を広げていき、広島を代表するアーティストになりたいと思います。今後ともご支援、応援のほどよろしくお願いいたします!
 
 ありがとうございました。今後の、益々のご活躍をお祈りいたしております。
 
 現在、参加しておられる展示会はこちらです!
 ■「ARTIST TRANSFER in Hiroshima」
 期間:2022年12月17日(土)〜2023年2月6日(月)
 時間:10:00-17:00
 休館日:火曜日・水曜日
 会場:アートギャラリーミヤウチ
 (廿日市市宮内字高通4347番地2)
 
 
 |  久保寛子さん
 
 
  農業用ネットを用いての制作風景
 
 
  Alternative Space COREの前にて
 
 
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