トップページ> オンラインマガジン
オンラインマガジン
バックナンバー一覧
ふくやま草戸千軒ミュージアム 令和6年度夏の企画展 「名宝が織りなす歴史物語 −広島県の国宝・重要文化財4−」

掲載日:2024年7月16日
 文化財は、各々の地域の長い歴史の中で生まれ、育まれ、守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。文化財保護法や各自治体が定める条例等では、こうした文化財のうち重要なものを指定・選定・登録するとともに、埋蔵文化財や文化財の保存技術も含め、重点的に保護しています。
 このような指定文化財、特に広島県内に所在する指定文化財は、本県の歴史・文化の特徴を知る上で欠かすことのできないもので、これらを展示・公開することは、県民の皆さんに郷土の歴史・文化に対する親しみや興味・関心を持っていただくことにつながると考えています。
 当館では過去3回にわたり、本県に所在する重要文化財の展示・紹介を行ってきました。4回目となる今回は、指定文化財単体だけでなく、同種の指定文化財や関連する複数の指定文化財を一堂に集め、それらの指定文化財が物語る歴史ストーリーを分かりやすく紹介します。
 今回の展示では、国宝1件、重要文化財11件、広島県重要文化財14件を展示します。このうち9件は、最近15年間に指定された新指定品です。国宝重要文化財の中には、普段公開されているものもありますが、中にはめったに見ることのできない名宝もあります。
 ひろしまの名宝に会いに、是非お越しください。
(ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)主任学芸員 尾崎光伸)

令和6年度夏の企画展 名宝が織りなす歴史物語−広島県の国宝・重要文化財4−
【会期】7月12日(金)〜9月1日(日)
前期:7月12日(金)〜8月4日(日)
後期:8月6日(火)〜9月1日(日)
※一部資料の入替えあり
【開館時間】9:00-17:00(入館は16:30まで)
※ただし、7月12日(金)の入館は、10:00から
【休館日】月曜日(ただし、7月15日及び8月12日は開館)、7月16日(火)
【会場】ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)1階 企画展示室
【入館料】一般1000円(800円)、大学生・高校生500円(400円)、中学生・小学生350円(280円)
※(  )内は団体料金(20名以上)

【関連行事】
1 開催記念講演会(ふくやま草戸千軒ミュージアム地下講堂)
(1)7月27日(土)
演題:福山市万福寺谷銅鐸(神村銅鐸)の新資料と広島県内出土銅鐸
講師:難波洋三(独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所客員研究員)
(2)8月10日(土)
演題:ひろしまの仏像 ―魅力、時代、地域性―
講師:濱田宣(元徳島文理大学教授)
(3)8月24日(土)
演題:歴史資料の保存と活用の現在
講師:地主智彦(文化庁文化財第一課主任文化財調査官)
いずれも14:00-15:30 ※聴講無料
2 展示解説会
7月28日(日)・8月11日(日・祝)・8月25日(日)
いずれも13:30-14:30 ※入館料が必要
3 その他
小学生を対象としたワークシートの配付

【お問い合わせ先】
ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)
tel:084-931-2513

国宝 絹本著色普賢延命像 持光寺蔵 尾道市画像提供 村上宏治撮影


重要文化財 木造狛犬 御調八幡宮蔵 三原市教育委員会画像提供


重要文化財 紙本墨画淡彩四季山水図 六曲屏風(右隻 伝周文) ウッドワン美術館蔵・画像提供