古墳時代は、朝鮮半島や大陸を通じて様々な文化が日本に取り入れられた時代です。こうした動きの中で馬の飼育や馬に乗る文化は始まりました。
本展では、広島県内から出土した馬形埴輪や馬具など、馬に関わる資料を中心とした展示をとおして、古墳時代から奈良時代にかけての馬と人との関わりについて紹介します。
古墳時代の馬飼集落とされる蔀屋北(しとみやきた)遺跡(大阪府四条畷市)から出土した馬具や土器類からは馬文化のはじまりを、広島県内外の古墳から出土した馬形埴輪・馬具類からは、広島県内に伝わった馬の飼育や馬に乗る文化がどのように広がったのか、古代を駆け抜けた馬と人々に迫ります。
(みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)学芸員 川上華恋)
【会期】10月4日(金)〜11月24日(日)
【会場】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館) 企画展示室(三次市小田幸町122)
【開館時間】9:00-17:00(入館は16:30まで)
【閉館日】月曜日(ただし、10月14日(祝)、11月4日(振替休日)は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
【入場料】一般800(640)円、高校・大学生520(410)円、小・中学生350(280)円
※( )は団体20名以上の料金
【関連行事】
第1回記念講演会「日本列島における馬匹生産のはじまりと瀬戸内海ルート」
日時:10月5日(土)14:00-16:00
講師:諫早直人(京都府立大学 准教授)
定員:100名(事前申込・先着順)
申込方法:イベント名(記念講演会は参加を希望する回)、氏名、住所、電話番号を記入の上、電子申請システム・Eメール・Fax・ハガキのいずれかで申込。
※聴講無料
第2回記念講演会「日本古代における装飾馬具生産のはじまりと展開」
日時:11月9日(土)14:00-16:00
講師:古川匠(京都府文化生活部文化政策室 課長補佐)
定員:100名(事前申込・先着順)
申込方法:イベント名(記念講演会は参加を希望する回)、氏名、住所、電話番号を記入の上、電子申請システム・Eメール・Fax・ハガキのいずれかで申込。
※聴講無料
展示解説会
日時:10月13日(日)・10月14日(月・祝)・11月3日(日)・11月4日(月・休)14:00-15:00
解説:みよし風土記の丘ミュージアム学芸員
※要特別展入館料
スペシャルイベント(1)土馬をつくろう
日時:10月19日(土)10:00-12:00
指導:みよし風土記の丘ミュージアム学芸員
定員:20名(事前申込・先着順)
参加費:300円程度(材料費)+特別企画展入館料(小・中学生無料)
申込方法:イベント名、氏名、年齢、住所、電話番号を記入の上、電子申請システムより申込。
スペシャルイベント(2)古代のアクセサリーづくり
日時:11月2日(土)10:00-15:00
指導:みよし風土記の丘ミュージアム学芸員
定員:20名(先着順・当日受付)
参加費:200円(基本セット)から
ふどきの丘体験教室4「こふんの森たんけん(2)秋のネイチャーゲーム」
日時:10月20日(日)13:30-15:30
指導:広島さとやまシェアリングネイチャーの会
定員:30名(事前申込・先着順)
参加費:500円程度(材料費+保険代)
申込方法:NPO法人ほしはら山のがっこうまではがき・応募フォームのいずれかで申込。(〒728-0624 三次市上田町388)
ふどきの丘 秋まつり・ミニチュアポニーと触れ合おう
日時:10月13日(日)10:00-15:00
協力:乗馬クラブクレイン東広島
参加費:無料(材料費が必要な場合があります)
【問い合わせ先】
みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)
tel:0824-66-2881 FAX:0824-66-3106
rmssoumu@pref.hiroshima.lg.jp |
馬形埴輪 緑岩古墳(古墳時代) 当館蔵
杏葉(ぎょうよう) 上野部古墳(古墳時代) 当館蔵
馬形埴輪 千田平ノ前古墳(古墳時代) 福山市教育委員会蔵・提供
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