ブンカッキーが行く!!!〜広島県立美術館『廣島から広島 ドームが見つめ続けた街展』〜
掲載日:2010年9月6日
今回、僕は広島県立美術館で開催中の『廣島から広島 ドームが見つめ続けた街展』に行ってきました。
今、原爆ドームと呼ばれている建物は、1915(大正4)年に建てられた広島県産業奨励館。開館当時は広島県物産陳列館と呼ばれていたんだって。今回の展示は、原爆ドームを軸に3つの章に分かれていて、戦前から戦後、現在に至るまでの原爆ドームと広島の街に関する貴重な資料と作品を鑑賞できる内容なんだ。
第1章は、広島県産業奨励館とモダン都市“廣島”の文化。ここでは、大正から昭和初期の“廣島”の街の様子や文化を見ることができるんだ。広島県産業奨励館の1/10スケール模型があって、当時の様子がわかる“音”も体験できるんだ。すごいよね!!
第2章は、被爆。被爆と向き合いながら平和を訴えた作品が紹介されているよ。文学作品や絵画、漫画など表現方法は様々。被爆した制服や当時の生徒日誌なども展示されているよ。
第3章は、原爆ドームと戦後“広島”の65年。戦後65年の“広島”の街の変遷を、写真や映像で見ることができるんだ。“広島”を見つめる若手作家の作品も展示されていて、今を生きる人たちの真摯な思いも伝わってきたよ。
詳しく鑑賞したい方におすすめなのは、9月11日(土)午後2時から地下講堂で開催される「よくわかる解説付き鑑賞会※1」と、9月17日(金)午前11時から会場で開催される「ギャラリートーク※2」。
めったに見る機会がない資料がたくさん!!9月20日(月・祝)までだからお早めにね!!
【日時】〜2010年9月20日(月・祝) 午前9時〜午後5時
※土曜日は午後7時まで。入館は閉館の30分前まで。月曜日は休館(9月20日は開館)
【場所】広島県立美術館(広島市中区上幟町2-22)
【入場料】一般1,000(800)円、高・大学生600(400)円、小中学生の入館は無料
( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※お得な前売り券発売中(広島県民文化センター2階文化情報コーナー他)
※1 団体料金で展覧会も鑑賞できます。
※2 入場券が必要です。
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