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広島文化賞新人賞受賞者に聞く 〜萩原麻未さん

掲載日:2011年8月24日
8月13日(土)、ALSOKホールにおいて平成23年度 第4回 広島文化賞新人賞の贈呈式が行われました。広島文化賞新人賞は優れた文化活動を行う 将来性のある新進気鋭の個人に対し、今後の活躍を期待し奨励するために贈られる賞です。
そこで受賞者である萩原麻未さんにお話を伺いました。

◆まずは、広島文化賞新人賞の受賞 おめでとうございます。
昨年11月のジュネーヴ国際音楽コンクールでの優勝後に、ご自身のピアノに向けるお気持ちに変化はありましたか?

このような素晴らしい賞をいただき大変光栄です。本当にありがとうございます。
音楽に向かう気持ちはコンクール前も今も変わらないのですが、環境が変わったことによって今までできなかった経験や出会いがたくさんあり、本当に感謝しています。

◆広島が大好きと伺い地元としてはとても嬉しいです。何か思い出がありますか?
18年間生まれ育った広島は、かけがえのないふるさとです。山も海も川も街もあり、自然豊かな環境が大好きです。
学校への行き帰りの道のりの、自然の変化に感動したり、可部線から見る風景も好きでした。

◆音楽以外にも好きなこと・好きなものがありますか?
本を読んだり絵画を見たり、映画も好きです。料理番組もよく見たりします。
今はなかなか時間がとれず難しいのですが、のんびり散歩したり、自転車に乗ったり・・・。自転車での移動は電車や車移動と違い、街並みやその土地の空気をより身近に感じられる気がして、良い気分転換になっています。

◆今、力を入れておられることは?
今、室内楽科に在籍していることもあり、室内楽奏者としての活動も積極的にしていけたらと思っています。
誰かと一緒に音楽を奏でることで幸せを共有できたり、人とのかかわりが増えたり、なにより、音楽を通して心通じ合えたときの喜びは何にも変えられないです。

◆最後に、広島から応援している皆さんへメッセージをお願いします。
小さい頃から広島でたくさんのコンサートをさせていただきました。その度に温かい励ましの言葉やお手紙をいただき、とても嬉しかったです。また、演奏会ではいつもあたたかい雰囲気を感じ、応援してくださっていたみなさまのお気持ちが伝わり、本当に有り難かったです。
これからも聴いてくださる方の心に届く音楽が奏でられるよう努力していきたいと思います。

ありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈りしています。
短いインタビューでしたが、萩原さんの心豊かで控えめなお人柄に触れ、ますます応援したくなったのは私だけでしょうか。
皆さんも是非、今年の秋は音楽を聴きながらゆったりと過ごす時間を作ってみてはいかがでしょうか。

萩原麻未さん


受賞記念のサイン


贈呈式後に行われた「ひろしま夏の芸術祭2011 〜東日本大震災復興支援コンサート〜 (ALSOKホール)」での演奏