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「福山の秋」を味わおう!

掲載日:2011年10月1日
 昨年に続き2回目となる「ふくやまアート・ウォーク2011」が、10月9日(日)・10日(月祝)の二日間、福山城周辺の文化ゾーンや福山駅一帯を舞台に開催されます。
 イベントの主催者である「福山アートプロジェクト実行委員会」の片岡達樹さんにお話を伺いました。

●「ふくやまアート・ウォーク2011」とはどのようなイベントですか?
 今年の「ふくやまアート・ウォーク2011」は、国内外から迎えた15名余の作家によるアートの展覧会です。内容は、作品展示のほかにパフォーマンスあり、ワークショップありと、とても多彩です。
 特に今回は「福山グルメフェスタ」を同時開催し、福山の歴史や文化の魅力を「アート」と「食」を通してたっぷりと感じていただきます。
 作家のみなさんは、現地を下見して現場の雰囲気に合った作品を製作しております。韓国から参加される金正周さんは、震災を受けた日本へ向けてメッセージ性のある作品を展示するとともに、ワークショップでは日本ではなじみの薄い韓紙を使った作品づくりの指導もしてくださいます。イベントチラシの表紙を飾る東京在住の角野晃司さんは、等身大の「蓑虫」になって皆さんを迎えておられるので、ぜひ会いに来てください。
 なお前夜祭では、ふくやま美術館壁面の映像ライトアップのほか、山口県出身の歌手・水本諭さんが甘い歌声を披露されます。

●同時開催のグルメフェスタについて教えてください
 福山城と中央公園の2会場で、福山の伝統的な郷土料理「うずみ」をテーマにそれぞれ異なる内容で提供します。福山城から中央公園へは、時代衣装で練り歩きながらうずみを配る「千両うずみ」を行い、中央公園では、公園内に厨房付きの建物を造り、プロの料理人による本格的なレストランでの食事を提供します。屋台やグルメイベントとは一味違った雰囲気でうずみを味わっていただきます。ランチタイム後はカフェへと衣替えし、スイーツなどで一息ついていただきます。

●「福山城アートプロジェクト実行委員会」を設立されたきっかけは?
 福山では、春に「ばら祭」、夏は二上がり踊りや花火大会で賑わう「夏まつり」が毎年開催されています。しかし秋には地域ごとの祭は多数あるが、福山全体で盛り上がるイベントがないことから、2年前の福山サミットで福山商工会議所の林克士会頭が『福山城文化大祭(仮称)』を提唱され、この度の主催団体となっている福山葦陽ライオンズクラブ、福山青年会議所、福山商工会議所が中心となって実行委員会を設立するに至りました。

●将来へのビジョンは?
 今年の海外参加は1名ですが、今後は海外のアーティストを少しずつ増やし、世界的に福山の知名度を高めていきたいですね。そして感性豊かな楽しい街として、市民が誇りに思い、また広域から人が集まる街にしたいと思っています。

●最後にこの読者に向けてPRをお願いします
 参加アーティストたちの自信とこだわりを持ったアート作品ばかりです。どなたにも楽しんでいただける内容がもりだくさんですので是非お越しいただき、感度の高い空間をお楽しみください。

ありがとうございました。
主催のみなさんの福山に対する愛情と、福山を世界規模の文化都市へと導く重要なお祭りにするという強い熱意を感じました。近い将来、『ふくやま国際アートフェスティバル』の幕が掲げられる日が来るでしょう。
 芸術の秋、食欲の秋。今年は両方を満たしてくれる「福山の秋」を堪能しませんか? (福山分室 山本)

イベントの詳しい内容はこちら→
「ふくやまアート・ウォーク2011」