〜「ふくやまアート・ウォーク2011」体験記〜
このイベントを祝福するかのような秋晴れに恵まれ、「ふくやまアート・ウォーク2011」が明るい雰囲気に包まれ開催されました。家族連れやカップル、外国の人たちがパンフレット片手に次から次へと歩き回り、口々に作品の感想を伝え合いとても賑やかでした。
福山城の外れ、頭上に突如として現れた「蓑虫なう」に驚く大人たち。子どもたちは興味津々で「怖くないのー?」、「どうやって上ったのー?」と精一杯見上げて、目をキラキラさせながら質問攻め。「蓑虫」に扮した角野晃司さんも、にこやかに「怖くないよー」など一人ひとりに答えていました。お食事はどうされてたのか不思議です。一日中蓑虫になると夕方に差し掛かる頃にはやはり「少し疲れた」みたい。「蓑虫」の中でマッサージされてたかもしれませんね。
東京から参加された山下陽光さんは、初めて訪れる福山で目についた物を面白く紹介しながら、即興で新聞を作っていました。住んでいる私たちとは違う角度から見ると、福山はもっと面白い街になる余地が十分にあると思いました。ちょっと変わったデザインの自作の洋服を販売しており、早速注文されてるお客さんもいらっしゃいました。
他にも個性的な作品が屋内外にたくさん展示され、駅周辺ごと美術館や博物館になったようで、日常とかけ離れた空間に心が躍り、そして癒され贅沢なひとときを味わえました。
来年の「福山の秋」はどんな作品が並ぶのか、どんな変わった!?作家さんが登場するのか、今からとても楽しみですね。 |
「蓑虫なう」
山下陽光さん
金正周さん「大地を縫う」
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