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文化団体リレーレポート
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福山ばら会

掲載日:2021年6月1日
私たち福山ばら会は、1956(昭和31)年3月21日に会員相互の親交を図りつつ、ばらの普及と栽培技術の向上を目的とするばらの愛好者47名によって誕生しました。
その後、福山ばら会のメンバーは自らのばらを愛し育てる傍ら、地域におけるばら花壇の建設など、ばらによる美しいまちづくり運動に献身的に努力し、「ばらのまち福山」の基礎を築いてまいりました。
その年の5月21日に第1回目の切りばらコンテストを行い、それが福山ばら祭へとつながっていきました。そして、2015年に福山市議会からの提案により福山市ばらのまち条例が制定され、その日を「ばらの日」として大切な人にばらをプレゼントし、ばらに込められた思いを伝える日となりました。
1957(昭和32)年3月17日、現在の福山市ばら公園に行政と地域の住民の手で、約1000株のばら苗が植栽されました。その後、福山市内の至る所にその地域の住民によってばらが植えられ、今ではそのばら花壇数は400とも500ともいわれ、5月のばら最盛期にはまちじゅうが100万本のばらで包まれるようになります。
私たち福山ばら会では、「100本のばらを育てる1人よりも、1本のばらを愛し育てる100人を」というスローガンのもと、毎月開催のばら栽培講習会や各地域のばら花壇を訪問し、現場での指導をさせて頂いたり、福山市ばら公園内にある「ばらハウス花園」にて、ばらの栽培相談などをお受けしています。例年では、ばらの開花時期には、他都市のばら花壇めぐり研修旅行にみんなで出かけ、ワイワイと楽しくみて回ったりしております。
現在はコロナ禍の中で活動しにくい状態が続いておりますが、ばらはコロナが来ても愛情をかければかけるだけ素敵な花を見せてくれます。2025年には世界40ヶ国の人たちが集まる3年に1度開催の「ばらのオリンピック」第20回世界バラ会議福山大会が開催されます。ローズマインド(ばらを育てるときに感じる、思いやり・やさしさ・助け合いの心)溢れるばらのまちで皆さんをお迎えしたいと思っております。

福山ばら会     http://www.fukuyama-barakai.jp/
福山のばら花壇   https://www.youtube.com/watch?v=bagBAmBZ-0w