「てくてく中郡古道プロジェクト」は、広島市の狩留家〜井原までの各郷土史会が、共通の資源である「中郡古道・史跡・風景」を町おこし活動の資源として魅力を発信し、地域の活性化の一助となるよう平成24年(2012)に発足しました。
毛利輝元は天正17年(1589)吉田郡山城から広島まで、人の往来や資材の運搬に適した平坦で最短距離の路を在地領主に命じて普請しました。この路が中郡道です。
(1)まずは、7つの郷土史研究会(口田、落合,深川、狩留家、三田、高南、井原)で中郡古道の周辺の神社仏閣を中心にしたお勧めスポットマップ「中郡古道散策地図」を作成しました。(平成25年3月)マップは公民館等に配布しPRしてきました。また「中郡古道散策地図」を利用し、全体を通したバスツーリングや、各郷土史会での史跡探訪会を開催しました。
(2)次に更なる地域の魅力を発信していくため、公募のフォトコンテストを5年連続で実施しました。作品は各公民館や各区役所、ひとまちプラザなどで巡回展示してきました。この事は新聞やテレビ等にも取り上げられ一定の成果が得られました。
(3)次に更なる魅力発信のため、「郡中国郡志と中郡古道〜社・寺・祠〜」を発刊しました。(平成31年3月)この本は、江戸時代の古文書「郡中国郡志」を元に史跡等を分かり易く写真入りで解説したものでA5版、100P余りの本です。
(4)次に1年前からは、QRコード入り「中郡古道」観光マップ作製に取り組んでいます。ドローンの空撮などを活用し、視点を変えた史跡の発見と自然豊かな景勝地を捉えて紹介しています。
スマホを利用して、地図上の史跡QRコードにスマホをかざすと、音声説明と・ドローンの空撮動画が現れ、3Dでの史跡ガイドをしてくれるマップです。昨年度の「中郡古道・狩留家」(令和2年3月)に続き今年度は白木町三田編の作成に取り組んでいます。高齢化と人口減少で歴史の関心度が低くなっている中、地区には貴重な史跡や景勝地があり地区内外の多くの人々に知って頂くため、QR観光マップを利用して我が地域を訪れて下さい。史跡はもちろん四季折々の美しい景色に出会えるでしょう。
また、「中郡古道」QR観光マップがなくても、「てくてく中郡古道プロジェクト」を検索していただくと楽しい3D史跡探訪が出来ます。是非訪れて下さい。
●てくてく中郡古道プロジェクトHP |
上図「中郡古道散策地図」、下図「郡中国郡志と中郡古道〜社・寺・祠〜」
フォトコンテスト
ドローン撮影中
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