●Reading Notteとは
Reading Notte(リーディング ノッテ)は2008年、舞台経験者の朗読勉強会として発足しました。現在では舞台経験のない人を含め20代から70代までの約20名が夜間の勉強会で朗読を学んでいます。
目標の1つは舞台で朗読すること。そのための声や技術も学びますが、Notteでは言葉・文章・作品を読む力と分析力を第一にし、それとともに作品や作者への愛情、表現する情熱を大切にしています。
「声と息遣い、表情とわずかな動きで文学の姿を立ち上げる」をモットーに、朗読という枠に捉われない自由な表現で、「見て、聴いて」楽しんでもらえる舞台公演を重ねています。
●Reading Notteの勉強会と活動
半年ごとの登録メンバー制で、勉強会は月2〜4回程度、課題作品は近現代の名作小説から選んでいます。
「参加者が課題の一部を朗読、代表の助言を聞いて読み直し、ほかの参加者も聴いて学ぶ」…その地道な繰り返しで読む力の向上を図ります。勉強会の成果は公演・試演会などの形にして、団体としての向上も目指しています。
●実践の場を増やす―「ちょっと聴いてみよう」会
実践の場を増やすため、2012年から来場者参加型の試演会「ちょっと聴いてみよう」会を開いています。どんな場でも堂々と朗読し、来場者にも朗読に親しんでもらうための催しです。2019年4月に9回目を開催し、そろそろ次を検討しています。
●すべてを自分で―「13分間リーディング」
2015年から内部での試演会「13分間リーディング」を始めました。作品選びからカットや構成、朗読方法の演出まで、朗読者が1人で行う試みです。物語を完結する時間として短かすぎず、長すぎない13分間を設定しています。昨年12月に2年ぶりで第10回を催しました。発表後は全員で合評します。
●中止になった公演を映像で―『朗読夜会第八夜』上映会
2009年から始まった朗読公演『朗読夜会』は2018年の『朗読夜会第七夜』のあと、新型コロナウィルスの影響で2年連続中止になってしまいました。コロナに負けてはいられないと、無観客での本番を映像に収録しました。ようやくこの映像での『朗読夜会第八夜』が実現します。ナマの舞台とは一味違う公演にご来場ください。
山本周五郎原作『季節のない街』から構成した上演台本もご用意して、お待ちしています。
『朗読夜会第八夜―季節のない街』上映会
日時:2022年(1)1月14日(金)14:00開演/
(2)1月15日(土)18:00開演
場所:コジマホールディングス西区民文化センタースタジオ(広島市西区横川新町6-1)
入場料:一般1,300円 高校生以下1,000円 (上演台本付き)
ご予約・問合せ:080-5236-5438(多和田)
arutawa@me.com
HPにも情報を掲載しています。
https://reading-notte.jimdofree.com/
(Reading Notte代表 多和田さち子) |
2019年4月の第9回「ちょっと聴いてみよう」会。「詩の劇場」と安岡章太郎「サアカスの馬」を5人で朗読。
2021年12月18日の第10回「13分間リーディング」。「耳なし芳一の話」の朗読者がホワイトボードに般若心経を貼り出す工夫をしました。終了後の合評のようす。
2022年1月に上映する映像から。山本周五郎『季節のない街』より「僕のワイフ」の一場面。
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