ふくやま美術館主催の長期油彩画講座で、上西竜二先生の講座を受けた生徒たちが、終了後も指導を受けたいとの思いで、13年前に立ち上げたサークルです。
当初は10名余りでしたが、今は人数も増え、それに供って油彩だけでなく、水彩・鉛筆・デッサン・パステル等、それぞれの思いを表現できる技法へと広がっています。
指導して下さる上西先生は、写実系画家ですが、精緻な描写力だけでなく、現実世界に存在するもの、しないもの、見えるもの見えないもの含めた先生の思いがどの作品にも込められています。サークルの仲間は、せめて技術的には先生に近づきたいと励む人だけではなく、今自分が求めているものが表現できる技法で励む人もいます。人数分だけ違いがあって当然なことですが、先生の「自分が思うように描いて下さい。何にもとらわれることはありませんよ」の言葉をモットーとして、それぞれの作品を制作しています。制作に行き詰った時、気分の乗らない時など、よくあることです。そんな折は、先生・仲間のアドバイスやさりげない言葉がけに心励まされる時間を過ごしています。10代から70代と幅広い年齢層が集っています。制作時間の合間に休憩する時を設け、互いの作品を観て回ったり、思い思い話をしたりしながら、ゆるりとした時を過ごしています。
活動日は月2回。第1・第3日曜日を基本としていますが、諸事情により変更もあります。時間は午後1時から5時。場所は美術館2階のデッサン室です。年間通しての活動日のうち1日を野外スケッチ会として、デッサン室を出て近郊で実施しています。そしてもう1日を人物デッサンに当てています。場所はデッサン室です。
一番大きな行事はDRC絵画展です。年1回美術館のギャラリー(ホールの時もありました)を借りて、先生・仲間の作品を展示します。一週間の長丁場です。一年間の集大成ですね。絵画展が終了すると、気持ちも新たに絵画制作へ励むこととなります。
デッサン室スペースの関係もあり、会員数に上限はありますが、活動日には気軽に、いつでも見学にきて下さい。又、2023年3月21日〜3月26日には、第12回DRC絵画展をふくやま美術館ギャラリーで開催予定です。来年ではありますが、皆様のご来場を心待ちにしています。
【問い合わせ先】DRC絵画研究会(品川)084−925−4813
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デッサン室での活動風景
年に一度のスケッチ会で仕上げた作品の感想を話し合う
DRC絵画展でのギャラリートーク
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