一華会とは
一華会は故大楽華雪先生が「今日に生きる、生命感あふれる現代の書」をめざす会として創設されました。その意思を会員一同が半世紀以上に渡って引き継ぎながら、現在に至っています。
2020年度から大楽悠雪新会長が就任し、亡き会長の遺志をさらに深く、より具体化を目標に新たな一華会がスタートしました。現在、20代から90代という幅広い年齢層のおよそ80名の会員が研鑽を積んでいます。
一華会の主な活動
◎年2回の研修大会
三和協働支援センター(神石高原町)を会場に、9月と3月の年2回、一泊二日で各種展覧会へ出品する作品づくりを行っています。2023年度は9月9・10日に開催しました。およそ50名の参加があり、普段は共に書く機会がないため、仲間の書きぶりや作品を見ながら、また、諸先生方の指導を受け、ひたすら紙に向かっていました。時には筆を休めて、コーヒーを飲みながらの雑談も意外に勉強になることがあります。
◎一華会展の開催
一華会展は、ふくやま美術館の開館の年に合わせて第1回を開催し、その後、着々と回を重ね、2024年1月の展覧会で34回展を迎えました。一華会展の歩みは、ふくやま美術館の歴史と重なっていると亡き会長がよく話をされていました。
書の部門には前衛書、漢字、仮名、近代詩文書、一字書等ありますが、一華会展では、会員一人一人の部門を固定しないで、3グループに分けて毎回、部門を変えています。展示会場には漢字あり、前衛書、詩文書ありとバラエティーに富み、来場者からは個性あふれる作品ばかりで鑑賞していて大変楽しいという声をよく聞きます。
また、役員による古典臨書作品も毎回、併せて展示しています。
生命感あふれる現代の書を創るためには、平素から古典研究、臨書学書は欠かせないということ。そして、それなくしては造形、筆線の鍛錬にはならないし、感動する作品はできないことを会員一人一人自覚しながら、日々精進しています。
◎各種展覧会への出品
全国規模の毎日展・奎星展や地元の福山市美展への出品の他、各種展覧会へ審査員として名を連ねたり、役員作品として出品したり、一般公募に応募する等、それぞれの立場に応じて多数出品しています。
大楽華雪遺墨展『書の軌跡:ただひたむきに』
日時:2024年4月10日(水)〜14日(日)
会場:セントラルミュージアム銀座(東京都中央区銀座3-9-11)
【問い合わせ先】
一華会事務局084−922−4815 |
第34回一華会展フライヤー
第34回一華会展展示風景
大楽華雪遺墨展 『書の軌跡:ただひたむきに』フライヤー
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