大ホールで入場料を頂いて演奏するのもひとつの活動。街角の公園や、公共施設のエントランスなどでのコンサートもまたひとつの活動。
尾道市では音楽の街づくりが展開され始めています。その活動のもっとも原点の街角ライブを応援しようと、市内の音楽仲間が集い支援グループが立ち上がりました。その一つが「街角コンサートを応援する実行委員会」です。
尾道駅前のしまなみ交流館の1階フロアーを始めとして、市内の公共施設のエントランスなどで、音楽団体で日ごろの練習の成果を発表する場所の確保の希望があるときに、実行委員会が窓口になって、対象となる施設の管理者と協議をして利用可能となるための橋渡しをします。
また、祭りやイベントの実行委員会の人たちが、催し物の一部に音楽団体の演奏を希望される時は、音楽団体に出演の打診をします。
基本的にその双方の活動は、「入場料の徴収はなし」、「ギャラの支出もなし」を原則とします。
もう一つの面白い取り組みは、日ごろ同じステージでは共演することのない、落語と音楽のコラボレーションなどの組み合わせステージの構成や、声楽や個人で楽器を演奏する人と伴奏を引き受けて下さるピアニストの方との仲人役などです。
現在はまだ、この活動をしていることを市民の皆さんに十分に周知出来ていない為、月に3〜4回程度のコンサートしか実施していませんが、少しづつ広がり始めて、登録団体、個人が30団体をやっと超えました。問い合わせも日に日に多くなり、大きな活動になる気配が感じられます。
また尾道市行政の皆さんもこの活動を暖かく受け止めてくださり、会場の提供や、演奏会当日の会場の設営などに快く支援をして頂いているのも、活動が広がっていく大きな原動力となっています。
実行委員会が夢として描いていることは、近い将来に、「尾道街角ライブの日」を設定して、市内の多くの場所で街角ライブが同時に展開されることです。
この日は、県内外からも演奏家が多く訪れて、にぎやかな音楽の日が展開されればと思っています。
街角ライブを応援する実行委員会
TEL:090-4896-3597(松原) |
2009年12月16日のクリスマスコンサート
2009年12月16日のクリスマスコンサート
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