神代子供神楽(じんだいこどもかぐら) 掲載日:2013年12月17日
神代子供神楽は、地域の伝統文化である神楽の継承と、その練習を通じて子供たちの健全な育成とを願って発足し、今年で12年目を迎えました。
発足当初は4名の子供たちでしたが、現在は保育所に通う幼児から中学3年生の生徒までの10数名に増え、週に1度神石高原町時安の時安文化センターで、広島県民俗無形文化財に指定されている『神代神楽八ケ社(じんだいかぐらはちかしゃ)』の方々の熱心なご指導のもと、楽しく、時に厳しく練習を重ねております。
練習は、基本の舞である『舞曲』にはじまって、古事記にまつわる神話劇まで、台詞の多い演目もたくさんありますが、限られた時間のなかで、一生懸命に練習しています。演目の一部をご紹介しますと、あらゆる事の始めに悪魔払いの舞として舞う『猿田彦命の舞』、天照大神が岩戸に籠られ常闇となったため、智恵の神様である思兼命の謀により最後には岩戸が開く『岩戸開き』、大国主命が国を譲ることとなった神話劇『国譲りの能』、須佐之男命が八岐大蛇を退治する『八重垣乃能』、海幸彦・山幸彦の神話をもとにした『竜宮乃能』、吉備津神社の縁起を劇物語にした『吉備津乃能』などがあります。
神代子供神楽は、応援してくださる大勢の方に支えられて、各地の催し物や神楽共演会などに呼んでいただけるようになり、現在では年間40回近く出演しています。このようにお披露目の場をいただけることに感謝しつつ、さらに素晴らしい舞を観ていただけるようにと稽古にも一層力が入っています。
是非、子供たちの一生懸命な舞を間近でご覧いただき、あたたかいご声援を送ってやってください。
【第11回子供神楽共演会】
■日時 平成26年1月5日(日)9:00−15:30
■場所 くるみふれあいプラザ(神石郡神石高原町井関2068)
■出演団体 神代子供神楽(神石郡神石高原町時安)、油木子供神楽(神石郡神石高原町油木)、美星子供神楽(岡山県井原市)
■入場料 無料
■問合せ先 子供神楽共演会実行委員会 0847−85−3082 |
『猿田彦命の舞』
『岩戸開き』
『国譲りの能』
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