芦田川分会は、広島県東部の里山で、ブッポウソウの保護活動を実施しています。
ブッポウソウは絶滅危惧種に指定され、全国的に滅多に見ることが出来ない鳥です。ブッポウソウが絶滅危惧種になった主な要因は、営巣する場所が少なくなったからです。そこで私たちは2000年から標高300〜400メートルの水田のある里山に巣箱を架ける保護活動を始めました。現在93個の巣箱を架けていますが、その半数の45個が総領町(庄原市)です。昨年はそのうち30ヶ所で営巣し、ヒナも98羽が育ったと推定しています。この様に総領町は県下でも有数の営巣地となっていて、この季節はごく普通に見られるようになりました。
ブッポウソウは5月の連休時期に南の国からやってきて、5月の下旬に卵を産み、6月下旬にヒナがかえり、7月下旬に巣立ちます。7月13日(日)に観察会を実施しますが、この時期は親鳥が盛んにヒナに餌をやる時期であり、観察する適期です。運が良ければ巣箱からヒナが顔を出す姿を見ることができるでしょう。
青いきれいなブッポウソウを観察しにぜひお越しください。
芦田川分会設立30周年記念イベント
【日時】7月13日(日)
【会場】庄原市総領自治振興センター(庄原市総領町下領家278)
【協力金】300円
【スケジュール】
■9:30〜
記念講演「ブッポウソウ保護の意義と課題」
岡山大学理学部准教授 三枝誠行先生
■10:40〜12:00
総領町一帯で観察会
※雨天の時は講演会のみ実施して観察会は中止します。
【問合せ】
芦田川分会 藤田人巳 090-1180-1741 |
ブッポウソウの巣箱調査
巣箱から顔を出すヒナ
カミキリムシをくわえたブッポウソウ
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